Web page of Ryoko Oishi-Tomiyasu

格子・整数環、ユークリッド空間・多様体上の点配置といった離散構造に対するアルゴリズム・応用開発を行っています。 研究の道具は、数の幾何・代数的整数論・離散数学・凸最適化の分野で開発された様々なツールや代数的理論、2次形式や結晶・準結晶の回折理論に関わる解析的手法が中心です。 数値解析や原子構造を扱う材料科学分野で具体的な応用がある問題なども扱っています。

更新情報・お知らせ

  • 2024/10/21--23講演
    Application of geometry of numbers and the theory of PDEs to the generalized golden angle method (point packing generation derived from mathematical botany)@Tilings, quasiperiodicity and related topics(Kyoto University)
  • 2024/9/30Paper

    黄金角の方法の一般化に関する学生との共著論文が Constructive Approximation に掲載されました: " Packing Theory Derived from Phyllotaxis and Products of Linear Forms".

    数学の論文にしては図が綺麗: プレスリリース

  • 2024/9/24--27講演
    結晶構造データベースにおける半正定値計画緩和法(SDR)の利用@研究集会「最適化,計算機科学,代数幾何」(電気通信大学)
  • 2024/9/14--16講演
    ウェーブレットOS「有限個の標本値のための標本化定理の統計的拡張」@2024年度日本数理学会年会(京都大学)
  • 2024/7/16開催
    自発的融合の場 数理・情報と諸科学の連携のための研究会 @2024年度第3回融合の場(京都大学)
  • 2024/7/1論文

    数理的手法の解説記事が、Acta Cryst. A.に掲載されました。 "Ideas of lattice-basis reduction theory for error-stable Bravais lattice determination and ab initio indexing" 観測誤差下で手数を増やさず格子のブラベー類を決定する方法、同一性判定を行う方法など。

  • 2024/2/1Others
    全てのオープンソースコードをGitHubに移動しました。OSDNの接続不調のため(OSDNは10年前のsourceforge.jp)。
  • 2024/2/29論文

    以下のCONOGRAPHの解説記事が、日本結晶学会誌に掲載されました。
    「トポグラフを用いた指数付け(ab-initio indexing)の手法とその背景にある数理のアイデア」

    10年以上前に開発したCONOGRAPHの数理を振り返る機会を頂きました。 そういえば、これまで日本語で書いたことがほとんどなかったです(ユーザは日本人が多いはず)。

  • 2024/3/19講演
    日本数学会年会, 2024/3/17--20.
    葉序と線形式の積に由来するパッキング理論
  • 2024/3/13講演
    AIMR数学連携グループセミナー@東北大学AIMR.
    格子基底簡約理論の結晶構造への応用について (実験家向けに準備中)
  • 2024/2/13講演
    ANZIAM 2024@Adelaide Hills Convention Centre, 2024/2/11--15.
    Packing theory derived from phyllotaxis and products of linear forms
  • 2024/1/1その他
    研究室の窓の執筆を終えました(サイエンス社数理科学掲載予定)。

    「自然の書物に書かれた数学: 結晶学と葉序とブラベー」

    タイトルは、ガウディの格言「人間が造る物は、既に自然の偉大な書物の中に書かれている」と、 昔KEKの先生が言われていた 「我々は自然が先生だから」という言葉から。スペースが足りず、 そういうことは全然書けなかったのですが。

  • 2023/11/27--12/1講演
    大阪大学 談話会 & 集中講義

    「葉序の機構によるパッキングの一般曲面・一般次元への拡張」
    「マルコフ理論の種々の変種とその応用」

    昨年10--11月頃立て続けに来た依頼の一つですが、講義のタイトルはすっかり忘れていた。

  • 2023/8/28--30講演
    離散数学とその応用研究集会 (JCCA-DMIA-2023)
    「黄金角の方法の一般化による非周期的パッキング・メッシュ生成」
  • 2023/8/20-25講演
    ICIAM 2023 Tokyoが早稲田大学で開催されます。
    Talk in Minisymposium " [02440] Advances in Optimization I"
    [03117] A role of semidefinite relaxation in mathematics of phase retrieval
  • 2023/7出張
    JST創発第二回融合の場に参加します(コアタイム29日)。「生物由来の新しいパッキング生成法による離散モデリング」
  • 2023/6/30書籍
    4年越しで企画・翻訳した書籍が間もなく出版されます。 「代数的・幾何的アプローチによる離散最適化入門」 J.A. De Loera, R. Hemmecke, M. Koeppe (著), 佐久間 雅, 富安 亮子, 八森 正泰, 脇 克志 (翻訳), 共立出版.
  • 2023/2/1その他
    育休より復帰.

PROFILE

九州大学 マス・フォア・インダストリ研究所 教授 富安 亮子


私の研究に関する学外のページ

配布中のソフトウェア

オープンソース(手法は論文に記載)

  1. 電子線回折用 ab-initio indexing ソフトウェア EBSD-CONOGRAPH CUI版 (C++)

以下はInternational Tables Vol. H (粉末回折の巻)に引用されています。

  1. 粉末回折用 autoindexing ソフトウェア Conograph CUI版 (C++, OpenMP)
  2. 観測誤差下でのブラベー格子決定プログラム in CONOGRAPH (C++)
  3. ピークサーチプログラム in CONOGRAPH (C++)

J-Parc user向けソフトウェア

  1. 粉末指数付けソフトウェア Conograph
  2. リートベルト解析ソフトウェア (open source; Z-Rietveldコードは知的財産としてKEKに帰属しますのでご使用を希望される場合はご連絡ください。)
TOP

Copyright © Ryoko Tomiyasu All Rights Reserved.