日程
平成 26 年 7 月 18 日 (金) 10:00−16:30
こちらより事前登録 (締切: 7月17日 ) をお願い致します。
場所
目的
GPU 等のアクセラレータが登場したことによって、
この10年間でハイパフォーマンス・コンピューティング (HPC) 技術の適用範囲が飛躍的に広がりました。
これまでのものづくりや自然現象の予測などの分野に加えて、社会現象の解析と最適化への適応が始まっています。
特にヒト・モノ・カネの移動性や変動性 (いわゆるモビリティ) に関しては実データを用いた都市の中てでの社会実験と共に
大規模データの処理に適したスーパーコンピュータ上での計算による解析の重要性が注目されています。
今回のワークショップでは九州地区での HPC の取り組みを紹介すると共に、
国内外から講演者を招聘して次世代のエクサスケールスーパーコンピュータについての展望等についても紹介いただく予定です。
講演者
Will Ramey (NVIDIA Corporation)
Title: Languages, Libraries and Development Tools for GPU Computing
Abstract: The GPU computing ecosystem continues to expand rapidly, with increasingly powerful ways for developers to incorporate GPU acceleration in their applications. In this session you will learn the key features of CUDA 6 and explore the major programming language solutions, libraries and development tools for GPU computing.
Bio: http://blogs.nvidia.com/blog/author/will-ramey/
平野徹 (ダイキン情報システム株式会社)
題目:「日本のモノづくり再興のための計算科学・スパコンの役割」
概要:日本の製造業がグローバル市場において勝ち続けるために、計算科学やスパコンの役割を述べたい。グローバル製造業のビジネスモデルとして、何をどの市場に提供するかを決定するエンジニアリング・チェーンのグローバル体制について提言する。さらに、新たなモノづくりの源流としての新材料開発や、構造と制御(ハードとソフト)が融合した新商品開発におけるシミュレーション技術の新たな役割を考え、さらに全地球的規模の社会シミュレーションとモノづくりの接点を模索する。
池端昭夫 (TOTO株式会社 生産技術本部)
題目:「節水型水まわり商品における多相流シミュレーション」
概要:TOTOでは、身近な住宅水まわり商品を提供している。世界的な水資源不足への対応とともに、温暖化効果ガス抑制につながる給排水エネルギー削減のため、商品の節水化を急いでいる。衛生陶器等の商品開発では、少ない水で汚れを洗い流す設計に自社製混相流プログラムを活用している。より精度の高い設計を行うため、東京工業大学のスパコン「TSUBAME」を用い、GPGPU大規模並列計算プログラムを開発しており、現状を報告する。
正田秀明 (株式会社 HPC テック)
題目:「日本のスーパーコンピューター -過去・現在・未来-」
概要:スーパーコンピュータとはどんなものかを簡単に紹介した上で、1993年から開始された世界のスーパーコンピューターのTOP500ランキングのデータから視える世界の趨勢、日本の現状を解説します。特に日本のユーザ・ベンダーの過去・現在を俯瞰して、そこに至った経緯を視ます。次に神戸の理化学研究所 計算科学研究機構(AICS)に設置された「京」について述べます。最後に、今、進んでいる「京後継機」開発計画の現状と問題点について述べます。
南里豪志 (九州大学 情報基盤研究開発センター)
題目:「九州大学情報基盤研究開発センターのHPCサービスと研究トピック」
概要:本センターでは、全国の教育研究機関、並びに民間企業に対して HPCサービスを提供している。本講演では、現有の設備やサービスの概要を説明するとともに、利用者支援を担当するセンター研究者の研究テーマを紹介する。
藤澤克樹 (九州大学 マス・フォア・インダストリ研究所)
題目:「世界最高性能のグラフ解析&数理最適化ソフトウェアの開発及び新しい産業応用の推進」
概要:現在、JST CREST による研究プロジェクトでグラフ解析及び数理最適化用のソフトウェア開発を推進している。両者共に最新のスーパーコンピュータ上にて世界最高性能に達すると共に、省電力性能でも非常に高い結果となっている。本講演では我々の研究プロジェクトの紹介と共に、これらの成果を用いたスーパーコンピュータの新しい産業応用の推進についても説明する。
講演スケジュール
10:00 − 10:50 藤澤克樹 (九州大学 マス・フォア・インダストリ研究所)
10:50 − 11:40 南里豪志 (九州大学 情報基盤研究開発センター)
11:40 − 13:00 お昼休み
13:00 − 13:50 正田秀明 (株式会社 HPC テック)
13:50 − 14:40 Will Ramey (NVIDIA Corporation)
14:40 − 14:50 休憩
14:50 − 15:40 平野徹 (ダイキン情報システム株式会社)
15:40 − 16:30 池端昭夫 (TOTO株式会社 生産技術本部)
事前登録
参加費は無料です。
こちらより事前登録 をお願い致します。
締切は 2014 年 7 月 17 日 とさせて頂きます。
使用言語
主催
共催
JST CREST ポストペタスケール高性能計算に資するシステムソフトウェア技術の創出
NVIDIA Corporation
株式会社 HPC テック
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