高木研究室│九州大学 マス・フォア・インダストリ研究所

本研究室では情報社会のインフラのひとつである暗号技術について、数理的な角度から実装まで幅広く扱っています。

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九州大学
マス・フォア・インダストリ研究所
高木研究室
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センサネットワーク上でのペアリング暗号の高速実装

 センサネットワークとは, 複数のセンサ群(センサノード)から構成される無線ネットワークであり、次世代の技術として研究されている. センサネットワークでは, 基地局や通信したい他のノードと通信するため, 近いノード同士で通信し合ったネットワークを動的に構成し(アドホックネットワーク), 複数のノードを中継させて通信する(マルチホップ). このネットワークは地形や通信コスト, ノードの移動などによって動的に変更することができるため, ノードの配置や新たなノードの追加が簡単である.

 しかし, 不正ノードがネットワークに参加し, センシングデータの改竄やデータの偽装を行うという脅威がある. そのためセンサネットワーク上での暗号技術やディジタル署名技術が必要となる. センサノードで使われているCPUであるATmega128LはCPUクロック周波数が7.37MHz, メモリが4kBと, PCや携帯電話よりも処理性能が低い. そのため, 本研究では次世代の暗号技術であるといわれているペアリング暗号をATmega128L上で高速に実装することを目的としている.

センサネットワークでのセキュリティの重要性
実装結果

発表論文

  • 加藤陽介, 白勢政明, 高橋修, 高木剛, "アドホックネットワークにおける証明書不要な公開鍵暗号の実装", 2010年暗号と情報セキュリティシンポジウム, SCIS2010, 2E3-2, 2010.
  • 宮崎行規, 伊豆哲也, 武仲正彦, 白勢政明, 高木剛, "RFC 5091のペアリング実装における幾つかの問題点", 2010年暗号と情報セキュリティシンポジウム, SCIS2010, 3F1-3, 2010.
  • Yukinori Miyazaki, Masaaki Shirase and Tsuyoshi Takagi, "Elliptic
    Curve/Pairing-based Cryptographies on MICAz With Some Security Levels",
    WISA 2009, Short Presentation Track, pp.183-195, 2009.
  • Masaaki Shirase, Yukinori Miyazaki, Tsuyoshi Takagi, Dong-Guk Han, and Dooho Choi,
    "Efficient Implementation of Pairing Based Cryptography on a Sensor Node",
    IEICE Transaction, Vol.E92-D, No.5, pp.909-917, 2009
  • 石黒司,白勢政明,高木剛,
    "ATmega128L上でのペアリング暗号の高速実装",
    情報処理学会論文誌, Vol.49, No.11, pp.3743-3753, 2008.
  • 宮崎行規,白勢政明,高木剛, DongGuk Han,DooHo Choi,
    "MICAz上での高速ペアリング暗号実装",
    情報処理学会 コンピュータセキュリティシンポジウム, CSS 2008, pp.199-204,2008.
  • 石黒司, 白勢政明, 高木剛,
    "ATmega128L上でのペアリング暗号の高速実装",
    情報処理学会 コンピュータセキュリティシンポジウム, CSS 2007, pp.187-192,2007. (CSS2007学生論文賞受賞)
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